ドラえもん 0巻 購入 [漫画]

発売日に購入。
懸念の通り薄い本で、この厚さで770円?と思ったけど
カラー収録などもあり(ただ、思ったよりはカラーページは少な目だった)
内容的にも非常に満足行った。

てんとう虫コミックスにあまり収録されない、低学年版のドラえもんでは
のび犬がより幼稚に描かれていて微笑ましかったし、
初期ならではの設定のブレで
四足歩行するドラえもんや、1巻で見られるダルマ体型のアーリードラが沢山見られて嬉しかった。

ドラえもんの紹介文での

犬と猫のできそこないロボット

という事実無根のディスりも良い。

あと、あえて修正しなかったと思われる、
ポケット描き忘れが結構多いのも面白い。
F先生、初期においては、キーアイテムとすら考えてなかった説。

ドラえもんの

しっぽを、ひっぱると、
消えるんだ

という、読者への説明のためのセリフが
独り言みたいで面白いな、と思ったら
(ここのコマで目がラリってるように見えるのも最高)
漫画の後のあまりページのイラストに、ここの絵が使われていて
スタッフ的にも面白かった説である。

ただ、さんざんベタ褒めしたが
通常のドラえもんを集めてる子供とかには、値段高いわりに内容薄いし
0巻です、全45巻の続きですよ
というのは納得いきづらいと思う。
やはりファンブック的な側面が強いと感じた。
全部古いエピソードなので、通常のドラえもんのコミックス収録の話とテイストも違うし。

てんとう虫コミックスとは別枠で、
「ドラえもん幻の第1話集」
とでもしてくれれば良かったのに、と一瞬思ったが
それだとまともに流通しなそうだし、話題性も薄かっただろうから
やっぱりこれで正解、
よく考えたら「0巻」という一言でこの本の特性もあらわせているし、
上手い事考えたなあ、と感心した俺である。


ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん 0巻 (0巻) (てんとう虫コミックス)

  • 作者: 藤子・F・ 不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: コミック



けど巻末の解説とかは、あきらかに45巻のてんコミ版にはないノリだし
やはり別枠が良かったのでは…と堂々巡りに陥るTYトン吉であった。
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