映画ロボコップ 感想 [映画]

といっても旧作、オリジナル版の方である。

リメイク新作をアヴさんが
絶対見たいっつーか!
と大騒ぎなので、見に行こうと思っているのだが、
オリジナルは、はるか昔にTVとかで見ただけなのですっかり忘れているため、
予習を兼ねてBD版をレンタルしてきた。

BDとは言え、もとが古い作品なので
映像は綺麗とはいいがたいが、不満なく見られるレベル。
ロボコップスーツの造型も鮮明に見えて良かった。

ED-209のストップモーションアニメのシーンがチャチなのは
時代を考えると仕方ないのだが、
製作側だって他のシーンと明らかにFPSが違うから違和感があるのは解ってるはずなのに
そのくせ、妙に尺が長くとられていたり、(階段のシーンとかw)
破壊されたあと足ピクピクさせたりとか、無駄な小芝居があって
(解っちゃいても)作り物感丸出しで、見ていてどうしても冷めてしまうので、
さっさと終わらないかなー、と思ってしまった。

BDに「ディレクターズカット版」とあって、追加シーンがどこらへんかは解らなかったが
(何せオリジナルを覚えて無いのでw)
想像以上にグロかったので、そこらへんだろうか。

復讐劇という物語の構造上、はじめに酷い目に遭えば遭うほど
復讐達成でスカっと爽やか、となるワケだが
主人公リンチで惨殺、というショッキングな展開を知っていたのに
目を背けたくなるほどのゴア描写w
今だったら映画でもここまでやれないのでは、というグロさ。

洋ゲーなんかの過剰グロ表現なんかも同様だと思うが、
グロという、ショッキングな表現で視聴者の気を引くのは
安易な手だとは思うが、確実に効果はあると思う。
こちらに、もう、ニヤニヤ笑って見ていられなくなるような、真剣勝負を強いる、的なイメージ。

ただ、ロボコップ自体は思ったよりマイルドというか、
犯罪者には一切容赦なしで即射殺、
俺が法律だ!~地獄の処刑コップ~くらいのイメージがあったのだが
意外とムダ殺しはしてなかった。

が、自身の復讐モードになると話は別の殺人マシーン状態で、
ここは視聴者的にも溜飲が下がって良かった。

ストーリーは非常にシンプルで、熱中して見られた。
ロボコップも格好良い。
ただ、思ったより早くマスク無しモードになってしまうので
もうちょっと格好良い状態で居て欲しかったw

最後の、

「お前はクビだ!」

「ありがとう」

からの副社長完全射殺~復讐完遂 > 格好良いBGMでエンド、という流れで
一瞬ハッピーエンドみたいな気分になったが、
女刑事の生死は不明だし、結局記憶も戻らなかったマーフィーの今後を考えると
相当救いようの無い話だなあ、と思う。

ラスボスである副社長のキャラが面白く、
トイレで若造に煽られて、キレて髪つかみながら
「テメーは俺を怒らせた」
からの殺し屋仕向けて自宅ごと爆殺、
しかもその際映像メッセージ付きで
「やあ、キミは今頃命乞いをしているころだろう」みたいな悪趣味さが最高だったw


魅力的な設定、ムダが少なく、解りやすいストーリー展開、
迫力あるアクションシーンで、普通に面白かったと思うが
時代から来るショボさ、主にストップモーションアニメのシーンは
初めて見る人には抵抗ありそうというか、
低予算、B級感を与えてしまいそう。

あと、新作を見て、とか新作見る前の予習に、と
軽い気持ちでこれを見ると、あまりのグロさに気分悪くする人も出るかもしれない、と
いらぬ心配をする俺である。
うっかり子供とか見たら泣くぞこれw

まあ、グロいのは主に序盤だけなので、我慢して乗り切って欲しい。


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せっかく残せた腕もオムニ社の都合で切断してしまえ、という
俺的にタイムリーなシーンがあったw


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