アニメ 戦国無双SP 真田の章 感想

戦国無双シリーズ初の（というか無双初かｗ）
TVアニメということで、録画して視聴。

感想だが、まず
事前情報で解っていたが、絵がダメすぎる。
キャラデザインの段階でダメなのだが、
まあここは好みの問題もあるだろうけど、
（にしても10年以上古いセンスだと思う）
さらに、作画段階でまた劣化してるので、完成品は目も当てられないレベル。

真田幸村などの優男系はまだ見慣れてきて我慢できたが
オッサンキャラがヘタクソすぎ。
信長なんかも少女マンガにでてくるおじさまキャラ、みたいなヒョロい体型、細い顎で
せっかくの豪華声優陣の熱演もぶち壊しである。

これで、絵で省エネしたぶんバリバリ動きます、とかなら解るが
そんなことは全然なく、動きも最悪、
低予算アニメ丸出しだった。
稲姫の弓連射とかギャグみたいだったw

ストーリーはまあこんな感じだよね、という展開。
つまらなくはなかった。
個人的には、もうちょっとキャラに焦点を当てたシナリオが良かった。
あと、ありがちな、ゲームの決めセリフはあえて言わせません、みたいな
スカした作りはどうなんだろう。
どうせゲームファンしか見ないんだから、そういうサービスあっても良かったような。

見せ場となるバトルシーンは、前述の通り、絵も動きもイマイチなので
これはどうせ盛り上がらないかな、と思ったが、
地味な絵柄、地味な動きのキャラ達が
いきなり超人的なアクションで動き出すので、
その落差が、妙な新鮮さを出していて、なんか意外と良かったw
地味な歴史アニメみせられてたと思ったら、
いきなりアクロバティックなアクションシーン始まった、的な驚きw
まあ、計算した効果じゃないと思うけど。

ただ、後半、シルエットでの戦闘カットがやたら多く、
最初の一発は格好良かったけど、あれだけ連発するとなると
作画の手抜きにしか見えないw
これはいただけなかった。

音楽は原作ゲームのものだろうか、
聞き覚えがあるような無いような感じでよかった。


戦国無双は、戦国BASARAほどではないが、
元は婦女子のキャラ人気で持ってたようなイメージがある作品なので
（特に初期のホモ臭さは異常）
キャラクター造型は作品の命であり、
絵柄には気を遣って欲しかった。
原作のCGキャラにも似てないし、そもそも似せる気も感じられない。
原作あり作品のアニメ化でこれはない。

「真田の章」などと銘打ったが、これでは続編は無さそうだし
あっても、正直見たいとも思わない。
この絵の完成度は、予算とか時間の関係かもしれないが、
コーエーには、自分のところのゲーム（キャラ）を
もっと大事にしてほしいと思った。

ただ、大量投下されたCMや前述のバトルシーンでの意外な良さ、
番組終了後のお楽しみコーナー的な、
（出演声優をダシにした）丁寧なゲーム解説が良かったため
今回はパスでいいかな、と思った戦国無双4を買ってしまおうか、という気にはなったので
（というか多分買うと思うw）
最低限の兵力で仕上げた餌（アニメ）で敵の気を引き、本命のゲームを買わせる、という
コーエーの策はお見事、名軍師と言えるかもしれないw

戦国無双4 (通常版)

• 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
• メディア: Video Game

妙に高評価なのが逆に気になる。
アニメ投下など、今回だけヤケに宣伝に力入れてるので、これもステマレビューなんじゃ、みたいなw

戦国無双4 (通常版)

• 出版社/メーカー: コーエーテクモゲームス
• メディア: Video Game

真ガンダム無双はvita版を買って、それなりに楽しんだが
最終的に、やはり画面の小さい携帯機と
無双シリーズは相性イマイチかも、と思っている。大画面で遊んだほうが楽しい気がする。
ゲーム性は合ってると思うのだが…