映画 メアリと魔女の花 感想 & 川崎映画館広さ比較(7/17現在) [アニメ]

一週間たってしまったが、(公開初週の)先週日曜日に視聴。

02.jpg
公開前に川崎109シネマズで撮影した立て看板。
こんな写真アップしておいてなんだが、観に行ったのはTOHOシネマズ川崎である。


ジブリの残党による、ジブリイムズを受け継いだ作品との事で
TV等の扱いも良く、これはきっと満員御礼だろう、と思って行ったら
まさかのガラガラ。
座席は1/5も埋まってなかったと思う。

ただ、観に行った川崎だけでも、
109シネマズ、TOHOシネマズ、チネチッタのどこでも複数の部屋を使って時間差上映しており
混雑対策が行き過ぎていた、という事かもしれない。
11時という早めの回だったし。

この手の、映画館で、一作品に複数の部屋を使っている場合、
必然的にショボ目の部屋に割り当てられることが多いので
大きい画面で観たかったら、事前によく調べる必要がある。

今日(7/17)現在、川崎109、TOHOシネマズ、チネチッタの中で
一番座席数が多いのは

チネチッタの【LIVE ZOUND】(532席)

のようだが
こちらは、上映が21:40~の一回きりと、条件は厳しそう。
「映画音響革命」とまで謳うサウンドは多少興味あるものの、
キャッチコピーが大仰すぎて、どうせ言ってるだけじゃないの?という気もする。


現実的な線では

チネチッタ CINE7(244席)

が一番大きい。
個人的には、チネチッタは、設備の古さがやや気になり、選択肢から外れやすいのだが
メアリに関しては、他が現状MAX160席程度の部屋でしか上映してないので
さすがにこの差は大きい。
今から観に行くなら候補に挙がるだろう。

ちなみに、自分が観に行った先週時点では、TOHOシネマズで、(546席)のでかい部屋で上映していたので、そちらをチョイスした。
広さ・スクリーンサイズとも申し分なかったのだが
今見ると、小さい部屋に格下げになっていた。
たった一週間で扱いが大違いだが、
新作ラッシュの時期なんかだと、こういう事も多いと思われるので、
本当に観たい映画は、公開直後の、いちばん扱いが良い時に行くのが良いだろう。

そして、逆に現時点で、最小となるのが109シネマズ・シアター9の(75席)となり、
数字で見るとかなりの小ささ。
同じ映画でも全然環境が変わってくる。

せっかく同じ料金出して、わざわざ小さいスクリーンで見たくないから
自分なら絶対避けたいところだが、
今、これを書くにあたり、空席状況を見てみると、この小さい部屋の上映回で、
2時間後の回で、2シートを残して全部予約済み、という驚異のリザーブ率。

というか、ほかの映画館・部屋でもかなり埋まってるので、
先週日曜のケースが異常に空いてただけで、良い感じに盛り上がってる説である。


前置きが長くなったが、以下ネタバレなしの感想。



客やクライアントからはジブリっぽさを求められ、
しかしジブリっぽくしすぎればパクリだと思われかねない、という
制作側としては、苦しい立場だったのでは、と思う。
寄せすぎ、寄せなさすぎの、どっちにしろケチがつきそうな中で、
ちょうどいいバランスに感じた。

米林監督の前2作(アリエッティ、マーニー)と比べると明らかに
宮崎監督テイストに寄せた作風なので、
新スタジオ一発目に変化球は投げられない、という判断だろうか。

全体的に、絵も綺麗だったし、普通に楽しめたが
スケールのワリに、観終えて、どうにもこじんまりとした印象を受けたのは
天空の魔法大学など、風呂敷を広げたわりには、主要登場人物が少ないのが原因だろうか。

声優に関しては、
晩期ジブリ作品にならって、芸能人だらけの吹き替え祭りだったが
特に気になるレベルのヘタクソも混じってなかったし、良かったと思う。
ヒロインが比較的、なんでもかんでも思った事を口に出すタイプで
結果、2時間「杉咲花」劇場だったので、彼女の声・演技がダメな人には厳しいだろう。
個人的には良かったと思う。
あと、神木隆之介のキャラは、番宣であんなに出てきたワリには、
という活躍の少なさで肩透かしだったw

ただ、バラエティ番組の企画で、箒屋のフラナガンの声を
声優の梶裕貴氏があてているのを見たが、
段違いの上手さで、映画の俳優(佐藤二朗氏)吹き替えも味があって良いかも、と思っていたが
やはり、素直に本職にマカせるべきだなー、と改めて思った俺である。

主人公も共感しやすいキャラだったし、
感動もあり、全然悪くなかったのだが
どうにもノリきれなかった感がある。
2時間が長く感じてしまった。

時たま、ストーリーの流れの勢いが削がれるな、と感じるところがあり
(なぜだか、決まってホウキが止まるシーンだった)
そのせいだろうか。


超HAMEX映画批評70点。

普通に面白かったが
期待のハードルが高すぎた感がある。

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なんだかんだ言いながらパンフレットは買った。


あんな大騒ぎしたけど、残ってた魔女の花はどうするの?とか
特に罪のない魔法学校の生徒達はどうなるの?とか
何気に気になるところが多かった。
原作ものということで、原作には続きがあったりするのだろうか。



新訳 メアリと魔女の花 (角川文庫)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/06/17
  • メディア: 文庫


この手の、翻訳ものに当たりなし、という印象があるのだが
ちょっと気になる。
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