映画 シュガーラッシュ 感想

ディズニーアニメ映画「シュガー・ラッシュ」をBDレンタルで視聴。

予告編の感じから、マリオカート風ハチャメチャアクションコメディー
みたいのを想像していて、全然期待していなかったのだが
予想を大きく裏切る、笑いありのハートフルストーリーで、非常に楽しめた。
強いて言うなら、綺麗なジャイアンが主人公の映画、みたいな感じw



主演はさすがの山寺宏一、最初のモノローグから引き込まれてしまった。
ヒロイン役の子役も非常に上手く、
また声も子供っぽくて良かったため、さぞ名のある声優だろう、と思って調べたら
リアル14歳の子役で驚いた。
子供にしては上手いよねー、というレベルではない演技力で、これは素直に脱帽。
ただ、いかにも日本のアニメ声優っぽい演技で、宮崎駿とかからは嫌がられそう。
あと、wiki調べたら、なんか早くも萌えアニメとかもやってるようで、
若干微妙な気分になったw

格ゲーマーとしてはスト２キャラのカメオ出演も嬉しいところ。
（なぜか悪役ポジションのザンギュラはご愛嬌w）
スト2のシーンで、リュウが昇龍拳を放つのだが、
アフレコの声が当てられていて、
これが、オリジナルとは当然違うんだけど結構雰囲気出ていて
（ちょっとカプエスのリュウっぽい声）
おお、なかなか頑張ってんなーとか思ってたら
声優は武虎氏で、スパ４のゴウキ役の人だった。
あのゴウキがリュウの役で

しょーりゅーけん！

と叫んだと思うと感慨深いものがあるw

ちなみに、英語版の声優はスパ４のリュウ役の声優が当てており
この映画でも、あの　ショーリューケン！を聞くことが出来る
…かと思えば
妙にテンションの低い、太い声で

ショーリューケン

でガッカリw

声といえば、調べたら、お笑いタレントの声優参加が多かったが
本編中気にならないレベルだった。
（というか一人も気づかなかったw）
強いて言えば、ライバルの意地悪レーサー連中がすげー声だな、と思ったので
そこらへんがお笑い枠だったのだろう。
不快なほどヘタ、という事はなかったので問題なし。

レトロゲー風味のネタでつかんで、伏線あり、アクションあり、
笑いあり、感動ありで夢中になって観てしまった。
映画館で3Dで観ればよかった、と後悔するレベル。
映像も綺麗だし、音楽も良かった。
FPS風の曲がかなり格好良いw

一時停止の操作をすると、トリビアの解説が観れる実写ムービーが再生されるのも
面白い仕掛けだった。
（チートと表現していたw）
こちらは、BDならでは、という事だろう。
特典の短編「紙ひこうき」も良かったし、大満足の一本。

個人的には、予告編の印象で大損してるなー、と思える作品。
レトロゲームに興味ない人には全然訴えない予告だし、
（子供とかどう思うんだろう）
実際、そんなにレゲーキャラが大活躍するような映画でもないし。
もっと主人公とヒロインにスポットあてた予告で良かった気がする。

超HAMEXディズニー映画批評90点。今週のオススメである。

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懸念材料だったレースシーンも、レースゲームみたいで何気に面白かったw



初期の予告。声優が違うため、かなり印象が異なる。