シュタインズゲート クリア [ゲーム]

メダパより借りたシュタゲをクリア。
SFモノ+ギャルゲー的ノリで楽しめた。

キャラの魅力でプレイヤーを引き付けつつ、
そのキャラがかわいそうな感じの展開になって、
それを解決するために主人公が頑張る、という
泣きゲーのシナリオ要素を上手く取り入れているように感じた。


以下、若干ネタバレ含む感想。


本作の場合、上記の「かわいそうさ」が
例えば、ギャルゲーで言えば、ヒロインが難病だったり、生霊だったり、
というところを、ヒロインが悪者に殺される、という
よりハードな展開となっているのが特徴。
個別ルートと言える、各キャラごとのシナリオもあるが、
基本はメインのストーリーが一本あり(まゆりルート)
分岐するのは、その展開を諦めて
各ヒロインと逃避する、みたいな後味の悪いシナリオなので、
基本一本道。
とはいえ、シナリオ的には皆重要人物で、
この手のゲームで、主要キャラにムダなキャラがいないのは素晴らしい。

システム的には、アドベンチャーだが、選択肢というものがなく、
電話の使用やメールの使用で展開が変わってくる、フォーントリガーというのが面白かった。
基本、シナリオ分岐はここ一発、というメールで決まるので解りやすいのだが、
(まゆりを救うにはこのDメールを送らなければならない、だが送るとフェイリスの父が死ぬ、
 さあどうする、みたいな)
助手ルートへの入り方が解らず、攻略サイトを見てクリア。
トゥルーエンディングも兼ねてるとはいえ、助手だけ
いやに条件が厳しいと思うのだが、どうだろうか。
(メールの返信で、選択ワード3~4つの中から、つねに正解の選択肢で返信する、という条件。
 正解もハズレのワードも、それとわかる要素は無いので、よほど運が良くない限り一発で正解はムリ)
攻略サイトがない時代なら、いろいろ自力で頑張るところだが、
いかんせん条件が解らないし、既読スキップでもそれなりに時間かかるので
正直、心が折れていただろう。
選択肢、という解りやすい分かれ道があればまだいいが、
このシステムの場合、
・着信を無視する
・メールの返信のタイミング
・メールを見るタイミング
など、色々な条件が考えられてしまうため、試すのが大変すぎる。
(実際はメール返信の内容だけだったが)
目新しくて面白いシステムだとは思うが、悪いところもあるな、と。

絵は、最初クセがあるな、と思ったが、最終的には気に入った。
上手いと思う。
ドアップの多用も、解像度高めで、全然観られる。
が、イベントCGは描いている人が違うのか、明らかに立ちグラフィックに比べて劣ると思う。
普通逆なようなw
特に、ミスターブラウンの一枚絵が酷い。
顔どこについてんだよ、と。

音楽はそれほど耳に残っていないのだが、
(基本ヘッドホン付けてしっかりプレイしたのだが)
メインテーマ曲っぽいやつが、
不安を煽るようなおどろおどろしいメロディーで
途中から、悲しげながらテンポアップ、という
ファミコン探偵倶楽部的な曲で、気にいっている。

シナリオ的に、難解なSF解説が多かったが、
図解や音声でわかりやすく見られたので、
紙メディアよりアドバンテージあるな、と思った。
正直、全然解ってはいないが、解った気にはなれる。そこがポイントw
ストーリーも引き込ませる魅力があり、
かつ、しっかり完結し、満足度が高かった。
トゥルーENDで、世界大戦後の未来から鈴羽がやってきて、
一緒にタイムマシン乗ったところで
「本当の戦いはこれからだ!」終わり、と出ても
それはそれで納得かな、と思ったのだがw

ただ、途中、主人公が若干タイムリープに頼りすぎというか、
時間を戻れば大丈夫だから、的な、
ドラゴンボール末期的な行動の安易さがあって、そこは気になったがw。

総評として、噂にたがわぬ傑作だと思う。
面白かった。
トンデモ好きという俺の嗜好にもマッチした。

が、一緒に借りたファンディスクが、どうにも始める気になれないあたり、
キャラクターにはそんな思い入れがないのかもしれない、と思ったw
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