ポケモン 不思議のダンジョン空の探検隊

ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊

• 出版社/メーカー: 任天堂
• メディア: Video Game

知人の薦めで購入してクリア。
内容は、ポケモン＋シレン。
とはいっても、シレンは、システムのテイストだけ採用、といった感じで
武器もないし、デスペナルティも低め。
基本、子供向けのチューニング。
だが、それにしては、なぜダンジョンＲＰＧなのか、という疑問はある。
システムとか、解りづらいような。

主人公（人間）自身が記憶を失ってポケモンに転生してしまった、という
トンデモストーリー。
だが、本家ポケモンよりストーリー性があって、物語的には
こっちのほうが面白かったと言える。

最初に、質問に答えて、主人公のポケモンが決定するのだが
（ＳＦＣのドラクエ３のような）
よりによって一切思い入れの無いキモリ。
まあ、別に良いか、と思いプレイ開始したのだが、若干ワナが。
ストーリー上、重要な脇役（悪役）で、ジュプトルというのが出てくるのだが、
これがキモリの進化系であるため、俺はてっきり何らかの伏線かと
（前世でジュプトルとして悪事を働いたため、記憶を失って過去に飛ばされたのか、とかｗ）
勘違いして、肩透かしを食らうハメに。
スタッフも、ジュプトル出すならキモリは外しといてくれよ、と言いたいｗ

バランス的には、ある程度成長したら、あとは目的を遂行すべく、
新フロアに入ったら真っ先に階段に向かって
ガンガン進んでクリアできる調整。
シレン的なシビアさを予想してたので、若干気が抜けた。
緊張感なく、サクサク進めてしまったら、シレンのシステムは破綻するような気もする。
シレンでチートしたら、きっとこんな気分だろうな、というプレイ感ｗ

貴重なアイテムがあまり拾えない（レアとかないし）ため、
真面目に探索しよう、という気にならないのはマイナスポイント。

代わりに、倒したポケモンを仲間にできる事があるので、
そちらにモチベーションを持てれば楽しいのかもしれない。

ボスも、ステータス異常の種が効いてしまうため、アッサリ封殺できたり。
そのくせ、ラスボスにはかなり苦戦した。
種が効かなかったことと、ボスとキモリ相性が悪い事が原因と思われる。
何度かゲームオーバーになった後、「みきり」の技で数ターン無敵化し
数発殴ってまた「みきり」のパターンが入って、ハメ殺すことに成功。

感想としては、ＤＳによくあっていて、ちょっと遊んでやめる、といった
楽しみ方にも向いており、楽しめた。
イベントも長すぎず、よし、このまま次のダンジョン行くか、みたいな気分になり、丁度良い。
ストーリーも単純ながら悪くなかった。
音楽が良く、ポケモンの世界、という世界観も際立っており、
クリア後のストーリーも追ってしまうくらい、ハマって遊べた。
（というか、あそこでエンディング扱いにする必要なかったような・・・）
町が広すぎないのも良い。
ポケモンのグラフィックが小さく、そのためか、イマイチ可愛げに欠けるため、
個人的には愛着がもてなかった。

お気に入りの武器を+99とか鍛える（しかもロストする恐怖と隣り合わせ）みたいな、
シレン的な楽しさがオミットされてしまっていたのは、若干残念である。