劇場版 パワーレンジャー 感想 [映画]

レンタルで発見して視聴。

近所のTSUTAYAで、大作みたいな顔して、大量に入荷してたのが意外だったが
DVD版のみで、BD版の入荷がなかったあたり
やはり、ビッグタイトル扱いではない感じ。




開始から3/4を過ぎるあたりまで、変身した姿は登場しないという
ヒーローものの誕生編としても、なかなか見ないレベルの勿体ぶり方だった。

待望の変身後の初バトルが水中戦、という変化球で
地上に上がった後も、戦う相手が岩石の戦闘員モブみたいなやつらで
どうにも格好良くない。
その後はずっとマシン搭乗でのバトルで
スーツのマスクの面もオープンしっぱなし。
完全な状態でのヒーロースーツでの活躍は、正味5~10分もなかったと思う。

一人ひとり名乗りを上げろ、とは言わないまでも、
必殺技らしいものさえ出ず、けっこう肩透かし。

マシンバトルのシーンはCGは頑張っていたが、いまいち迫力に欠け
終始、翼竜がバルカンだけ撃って戦ってるような印象。
ロボ合体シーンも格好良く見せる気はさらさらなくケレン味一切なし。
合体後も妙に人間っぽいスタイルで、正直格好悪く感じる。
X-MENのセンチネルや、パシフィックリムの続編でも思うが、アメリカ的には
巨大ロボは細くした方がウケがいいのだろうか。

子供向け作品とマーヴルのヒーロー映画のいいところ取り
とはいかなかったようで
オリジナルである、日本の戦隊ものの様式美、みたいなものは殆ど感じられなかった。
まあ、実際、そこから一回海外版のパワーレンジャーシリーズを挟んで
それの劇場版となるので、日本版本来のテイストは
完全に失われていても仕方ないとは思うんだけど
結局、どっちつかずと言うか、
大人が見て楽しめる、という作品ではなし、
子供がみたら、完全に退屈しちゃうような作りだと思う。

ただ、自分のように
戦隊ものシリーズを嗜みつつ、アメコミヒーロー好き、という人間には
楽しめるない作品ではなかった。

超HAMEX映画批評 65点。

映画館で1800円出して観てたら、結構微妙な気分になってたと思う。
上でも書いたが、日本の戦隊の純粋なハリウッド版、だったとしたら
あまりにも要素をスポイルされているのが気になるが
あくまで輸出版の海外作品「パワーレンジャー」の映画版なので
そういうものか、と受け入れられた。


劇場版 パワーレンジャー [Blu-ray]

劇場版 パワーレンジャー [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
  • メディア: Blu-ray



今回も吹き替えで視聴したが、アルファ5役のお笑い芸人枠だけは
ちょっと気になってしまった。
ヘタではないが、声きいてて顔がチラつくw
ヒロイン役は、声を発する前に、女優の顔が
ちょっと広瀬アリスに似てるな、と思って見てたら吹き替えも広瀬アリスで驚いた。
顔でキャスト決めた説である。
若干棒演技気味だったが、幸い、主人公も俳優枠で、コテコテの声優演技ではなかったため
それほど目立たず、気にならなかった。
あと、正直魅力不足のディランだったが、沢城みゆきの熱演で若干面白くなってて感心した。

nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。