キン肉マン51巻 ”許されざる世界樹"決戦、開幕!!の巻” 感想

表紙の印象どおり、地味な話だった。

最大のギミックであるストロング・ザ・武道＝超人閻魔だが
ここまでくるとバレバレであり
こんなもったいぶられても、みたいな気持ちになるw
悪魔将軍もさんざん「あの方」「あの方」と引っ張ってそのまんまだったし
お家芸的なノリなんだろうかw

個人的には、今回語られた「超人神話」的な話はあまり興味がないため
それが延々と展開される今回の51巻は完全に期待はずれ。
ただ、長いシリーズの中で～こういう巻が出てくるのは仕方ない、と
納得しつつも、やはり、せめてこの半分くらいにまとめて欲しかった気もする。

パーフェクトジオリジンとの対決カードは若干意外というか、
ここで名前の出たキャラは死亡確定なんじゃ、みたいな心配がある。
ニンジャ、ジャンクマンは退場した事で逆に命を拾ったというかw

特にブロッケンとラーメンマンは、相手が大物過ぎて負ける未来しか見えない。
前巻で大暴れしたザ・ゴア死　ジャスティスマンの相手が
モロ人間タイプのテリーマンというのも意外で

ジャッジメントアヴァランチャーーーッ！
バァギャ

とテリーの腕がもげ飛ぶ、という絵面はあまりにグロい気がするし
ジャッジメント・ペナルティ「有罪」でテリーの顔面つぶし、というのもショッキングすぎるので
逆にテリー勝つのかも、という期待が持てなくもない。
相手がサンシャインならその展開もあっただろうけどw

今回で戦いの舞台は整った、ということで
次巻以降に期待したいと思う。


余談だが、今回読んでいて、
やたらとラーメンマンの辮髪の塗り忘れが気になった。
あまりに気になったので参照画像。




この他、引きの小さい絵でも大体塗り忘れられている。

逆に、ちゃんと塗られてるコマのほうが少ないので
もしかして辮髪の先が白くなるエピソードでもあったっけ、と不安になり
過去巻を読み返してみたが、全然そんなことはなかった。



さかのぼって、42巻で塗り忘れ発見。
本シリーズではここが初じゃないだろうか。
ちなみに、この頃は、他のコマではほぼちゃんと塗られていて、塗り忘れはこのコマともう1コマくらい。



しかし、この後、やたら登場シーンの多かった49巻では塗り忘れが多発し
50巻冒頭のこのコマにいたっては先端以外も全部塗り忘れているw

こうなると単なるミスのような気がするが、
にしても51巻の塗り忘れは多すぎないだろうか。
どれも、せっかく格好いい絵なのに台無し、とは言わなけど気にはなってしまうので
重版での修正を期待したい。

キン肉マン 51 (ジャンプコミックス)

• 作者: ゆでたまご
• 出版社/メーカー: 集英社
• 発売日: 2015/07/03
• メディア: コミック

やはり戦闘シーンがニンジャが一撃くらうところ（3ページ）と
最後のバッファVSガンマン戦の冒頭（6ページ）のみというのはいささか寂しかった。