機動戦士ガンダムAGE 第24話「Xラウンダー」感想 [機動戦士ガンダムAGE 感想]

冒頭は、先週の終わり際の、グルーデックとフリットの再会シーンのやりなおしから。
前々回の予告は、ほぼ再来週分の予告だったことになるw

深夜のBAR(ちなみに、名前はBEAKS BAR)にて、
グルーデックが刑務所内で得たという
連邦の裏切り者の情報をフリットに伝えようとするが、
「今日は人が多いから」
という理由で翌日持ち越し。
結果から見れば、ここで含みを持たせて、もったいぶったせいで
重要な情報はフリットに伝わらずに終わってしまった。
素直に保護しておけば、と悔やまれる。

謹慎が解けて、自由になったアセムがコロニーを歩き回る。
謹慎明けでも、意外と緩いと言うか、自由に出歩けるんだな、という印象。
というか、ここでのディーヴァの停泊って何待ち?
何の描写もないが、先週の工場について調べているのだろうか。
フリット待ち?

街にて、じゃれあう少年達を見て、ゼハートとの友情を回想するアセムだが
そのシーン自体が、本編でたいして描かれていないため、
やはり視聴者的には回想が軽い。
せめて丸1話くらい、青春・交流編をやっておいてくれれば、と。

湖畔でゼハートと再会するアセム。
絵面的には良いシーンだったが、
(先週も書いたが)敵対してからも結構な頻度で会ってしまっているので
再会が軽いのが惜しい。
むしろ逆に、また出てきちゃったよ、みたいな印象。

アセムがいると私は戦士でいられなくなるから、と
アセムにガンダムを降りるように説得するゼハート。
友情と使命の間に悩んだ末の行動であり、
納得が行くのだが、そのワリには、すこし前の話(具体的には22話)で

俺はもう迷わない、アセムー!殺スー!

くらいの事を言っていたワケで、若干ブレはじめた感がある。
そうは言ってみても、やっぱ諦められない、みたいな事だろうか。

あと、ゼハートが、私情からアセムを撃てずにヴェイガン軍が敗北、みたいなシーンがあれば良いが
そんなシーンが無いため、なんで急にこんな事言い出したんだろう、と思った。

本音(と思われる)を口にし、説得するゼハートに対し、

俺はもう戻れない、戦って結果を出さなければ誰にも認めてもらえない

と、ガンダムを降りない理由を語るアセムだが、
別に軍属になったのも確固たる使命・信念があっての事ではないし、
降りたきゃ降りれる立場なような。
今週はゼハートに同意したくなってしまった。
というかアセムも

「(戦いを降りれば)お前のままでいられる。  優しい、私の好きだった友達のアセムのままでな」

とまで言われて、少しも考えてはやらないのか、とw

そこにタイミング悪くロマリーが登場し、必殺のビッチプレイを炸裂させる。

「わたし、ずっと遭いたかった!」

と、ヨタヨタとゼハートににじり寄るロマリー。
迷いのないビッチ。
それがロマリー おれのロマリー。
銃こそ突きつけていたものの、撃つ意思は感じられず、
この女が出てこなきゃ、もっと話し合う余地があったかもしれないのに、

男の友情に水を差す!こいつが悪い、花澤香菜であります!

と言ってやりたい気分。
ロマリーの行動に逆上したアセムが拳銃を奪い、ゼハートを拘束。
ロマリーに人を呼んで来い、と指示するアセムだが、
今度はロマリーが
アセム、銃をおろして!
と、ゼハートを庇い立ちふさがる。

よし、いいからもう女ごと撃て!アセム!

と心から思ったが、まあ撃つわけもなく、
ゼハート逃走。
このロマリーの行為は、三国志で例えれば、
最大のチャンスに曹操を見逃して、結果蜀を壊滅させた、関羽ばりの珍プレーであり
グルーデックの出た牢屋に、この女叩き込んでおけ、と言いたい。
あと、ここでのアセムの悪人ヅラが良かった。
黒目小さすぎw
このシーンだけ見ると、絵も行動も、どっちが悪役か解らなくなって来るw

後半は戦闘。
CM鋏んで状況がガラっと変わるパターン。

ゼイドラで一目散に逃げたはずのゼハートだが、アセムにあっさり追いつかれる。
冷静に考えて、無人のAGE2を迎えに寄越させたにしろ、
歩いてディーヴァに戻ったにしろ、アセムがガンダムに乗る頃には
もうとっくに遠くまでいけそうな気もするが…
3倍のスピードが泣くw

マジ8も駆けつけ、追撃部隊不利、というところで
新ウェア・ダブルバレット登場。
ダブルバレットは、複数の敵に対抗するためのシステム
との事だが、前回、複数の敵をAGE2ノーマル単体で圧倒して見せただけに
タイミング悪いなあ、と思う。
もっと、事前に、敵のコンビネーション攻撃に翻弄されて苦しむアセムのエピソード、とか
入れられないものだろうか。
上でも書いたゼハートの発言といい、脚本家の連携が取れてない印象。

AGEは、もし事前に伏線となるシーンがあったなら名場面、というシーンが多い。

ダブバレの戦闘シーンは、なんか良く解らないと言うか、
格好よくはないな、という感じ。
銃を前方に向ける際、ヨガか太極拳みたいな構えを取るのが最高に格好悪いw

フリットもまたしても出撃し、アセム、お前にはムリだ、とは言わないが
ゼイドラの相手を買って出る。
AGE1は、胸のAマークが白塗りなのと
あと、カメラアイの色が、緑から黄色(金色?)に変更されている模様。
目の色は結構印象が違って見える。
(22話を見返したら完全に金色に変わっていて、俺の目は節穴か、と思ったw)
胸のAは、せめてもうちょっと格好良いモールドとかだったら
商品化もアリだと思うんだが。
00で言うGNドライブの蓋的な、ダミーのAGEシステム、的な。
いや、シールだけ差し替えて、プラモ出す可能性も
大いにありそうだけどw

フリット登場を感じ取ったゼハートが反転するシーンで、
いきなり口を開いてそのまま、という謎演出があって気になった。
絵的には絶叫してるのに無言。
驚きを表現したのかわからないが、相当マヌケな絵だったw
しかも上下さかさまだしw

フリットに対し

さすがだな、しかし私も進化しているのだッ!

と叫ぶゼハート。
何をするのかと思えば、掌のシュンシュン砲を牽制でばら撒くだけ、という
肩透かしw

司令官撤退で、ぼけっとしていた敵を、漁夫の利スタイルで刺し殺したマックスだが
自爆装置を作動されてしまい、大ピンチ。
キャラ的に、ここでいきなり死ぬ可能性もあり、結構ハラハラしたw
結局フリットが、蹴り飛ばし&首切断というファインプレーで救出。
帰艦後、持ち帰った頭部から何かを発見したようだが、いまいち状況が解りづらかった。
中のパイロットを見て首振ってたのは死んでたから、として
その後、フリットが手に持って、ディケが不思議がってたのはメットだろうか。
予告でアセムがヴェイガンメットをかぶっているシーンがあったので
多分そうだと思うのだが。

翌日、BARに向かうグルーデックが、ギーラゾイの息子、アラベル・ゾイに刺されて死亡。
完全に身から出たサビであり、なんであの時、煽るような事したんだろう、という謎が。
ムシャクシャしたから、このガキにも自分と同じ思いさせてやるんだ、という事だろうか。

というか、先週マジシャンズエイトが出てきたとき、アラベルと
同じ髪色のキャラがいたので、
なるほど、こいつが…と思ったのだが
全然違ったw

そのアラベルもヴェイガン?に射殺され、彼もまた利用されていただけだった、みたいな
描かれ方だったが、
殺し方が普通に射殺で、別に自殺に擬装したワケでもないため、
なんのための射殺か意味不明というか。
万一捕まったときにヴェイガンの情報漏らされたら困る、とかなら
組織?の人間が、直接グルーデックを射殺すれば話は早かったと思うのだが。
アラベルによる刺殺、というワンクッションいらないだろ、とw

アラベルの復讐は、一期ラストでハデに貼った伏線だったが、
意外と普通に回収されたな、という印象。
いっそ、グルーデックが艦長として軍復帰して、ヴェイガンに一応の決着つけたあたりで
皆で喜んでたら、クルーとして紛れ込んでいたアラベルにやられる、みたいな展開を期待していたのだが
これでは、グルーデック、何のために再登場したのか、という感じで
ちょっと不憫である。

あと、今週、タイトルが「Xラウンダー」だったわけだが、特にそういう話でもなく
適当につけたな、と思ったw

ディーヴァ帰艦後、ロマリーをあからさまに無視するアセムといい
先週危惧したとおり、ロマリー大ピンチな展開だったが、今後も楽しみである。
どうせこいつが3期主人公の母親だろ=絶対死なないだろ=アセムとも仲直りするんだろ
という、視聴者の思い込みを逆手にとって、
ロマリーがアセムを裏切ってヴェイガンに走り殺される、くらいの
サプライズ展開を期待。
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